矢野経済研究所(東京都中野区)はこのほど、国内のホームセンター小売市場の調査を実施した。2016年度の市場規模は前年度比0.8%増の3兆9850億円だった。堅調な推移の背景について、「リフォームなど高額商品の需要が高まったこと」「店舗の新フォーマットによる需要の喚起が奏功」「一般消費者が気軽に楽しめるDIYを提案する動きが活発」といった点を指摘している。
2017年度の同市場規模は、好調な大手ホームセンター事業者を中心に積極的な新規出店がみられることや、新しい店舗フォーマットの開発が好調であることから、前年度比0.3%増の3兆9980億円を予測する。
なお、同調査による市場規模は、2017年度が同研究所の予測値、2010年度~2016年度の実績値が一般社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会(日本DIY協会)資料から引用したものとなっている。
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