アイジー工業(山形県東根市)は7月、都内で2017年の新商品発表会を開催した。
同社が今年発売したのは、(1)金属サイディングのシンプルモダンシリーズ「SF-ビレクト」、(2)金属サイディングのナチュラルシリーズ「NFT-アーセルロック」「NFT-コーディアルウッド」、(3)非住宅向けの金属サンドウィッチパネル「断熱ヴァンドNZ35 超高耐久GL鋼板ガルマックス」。
目玉商品は6月1日に発売した金属サイディング「SF-ビレクト」で、発売前から多数の問い合わせが入るほど注目をあつめたという。
遮熱性フッ素樹脂塗装鋼板を採用し、金属横葺き屋根の意匠をモチーフにしたデザインと金属特有の素材感が特徴。「薄い鋼板の波打ち感をなくすのはたいへん難しい成形技術だが、断熱材を裏打ちする当社の技術力によりフラットで美しい表面を実現した」(若尾直社長)という。
ブラック、チャコール、シルバー、ホワイトの4色をラインアップ。屋根と壁を同色系でまとめて金属の一体感を出したり、2色づかいで外観をデザインすることもできる。
また、機能性も追求。フッ素樹脂鋼板の遮熱性に加え、裏打ち断熱材の相乗効果により屋内への熱の侵入を抑える。塗装変褪色10年、赤サビ・穴あき10年保証付き。
段出隅・段キャップなどの専用部材も用意した。
なお、6月22日の株主総会を経て若尾直氏が同社代表取締役に就任した。「これまでなかった発想や技術、独創性が当社のつよみ。金属サイディングのリーディングカンパニーとして前進したい」とし、環境配慮、品質、機能、デザインを追求した商品開発を進めていく。すでにルーフ全商品でノンフロン化を達成しているが、今年度中にはサイディング全商品でもノンフロン化を完了する予定。
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