飯田グループホールディングス(飯田GHD、東京都新宿区)は、人工光合成技術による「IGパーフェクトエコハウス」の実証実験を、年内に沖縄県宮古島で開始する。大阪市立大学と共同で行うもの。同実験によって太陽光エネルギーから水素を作り出し、発電給湯を行う技術を確立し、2020年には「人工光合成技術による二酸化炭素消費型の新しい住宅」の完成を目指す。
飯田GHDは2015年、人工光合成技術を戸建住宅に活用するため、大阪市立大学人工光合成研究センターに共同研究部門を設立して研究を開始。実験用「IGパーフェクトエコハウス」は、同社のグループ会社である飯田産業(東京都武蔵野市)が宮古島市の大規模リゾート計画地内において建設を進めている。
同社は「IGパーフェクトエコハウス」の建設について、「二酸化炭素の排出量を削減する」住宅の省エネ化にとどまらず、同技術を活用した「二酸化炭素を消費する」住宅の供給実現に向けた第一歩と位置付ける。
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