住宅メーカーのライフデザイン・カバヤ(岡山県岡山市)は7月1日、既存制振装置を住友ゴム工業の「MIRAIE」(ミライエ)に切り替え、オリジナル新築住宅への導入をスタートした。
住友ゴム工業の「ミライエ」は、独自の制振技術の結晶『高減衰ゴム』で最大95%の揺れを吸収するもの。『高減衰ゴム』は、レース用タイヤの研究・開発で培った先進技術から誕生し、高層ビルや橋梁、業務用IT機器の制振装置など幅広い分野で実用化されている。
カバヤは今年1月に木造2階建て住宅モデルによる振動台実験を実施。「ミライエ」の装着時と非装着時で、建物の上層と下層の揺れ幅(層間変位)を測定した結果、地震の揺れ幅を最大95%低減することが実証された。
同社はグランヅ事業部、エス・バイ・エル・カバヤ事業部、カバヤホーム事業部の3事業部のオリジナル新築住宅に「ミライエ」を導入する。
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