東急ホームズ(東京都渋谷区)は7月4日、戸建リフォーム部門に「インスペクション」の専門部署を設置し、中古住宅売買事業者向けに既存建物の劣化調査を行う「東急ホームズ 住まいの健康診断」を実施すると発表した。
主な調査内容は、外部、内部、床下・小屋裏部(シロアリ調査)、設備配管部。国が示す調査内容では依頼主の意向に応じたオプション調査とされる「人が潜っての調査」や「耐震診断」、「専門業者による屋根調査」も標準メニューとする。現況の劣化事象把握から改修工事も視野に入れ、改修工事にかかる費用や提案、アフターメンテナンスまで、リフォーム会社ならではのトータルサービスを提供する。調査費用は、今年9月末までにリフォーム工事の見積り依頼をした客に対して無料とする。
同社は、戸建リフォーム部門に所属する建築士免許の有資格者全員が今年度中に「既存住宅状況調査技術者」の資格を取得することを目指す。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。