積水化学工業(大阪市北区)住宅カンパニーは7月28日、積水化学工業の創立70周年を記念し、鉄骨系住宅の新商品『スマートパワーステーションGR』を全国で販売開始する。今年1月に発売した「スマートパワーステーション“100%Edition”」に続く、エネルギー自給自足100%が実現可能な商品の第2弾となる。
『スマートパワーステーションGR』は、鉄骨系の寄棟タイプ屋根の商品としては1996年発売の「ワルツ」以来、21年ぶりの新商品。新たに開発した太陽光パネル一体型屋根「スマートGルーフ」(トップがフラットな寄棟タイプの屋根)は、太陽光パネル設置と屋根葺作業などを工場に取り込むため、建築現場での作業が不要となり、職人不足にも対応する。
「スマートGルーフ」は、トップのフラット面に加え、勾配屋根にも太陽光パネルを敷き詰められるため、延床面積30坪台の一般的な住宅規模でも10kW以上の太陽光発電システム(PV)の設置が可能。大容量PV(13.9kW)+大容量蓄電池(12kWh)+VtoHシステム(電気自動車の電池容量30kWh)を設置する建物では、「エネルギー自給自足100%」も理論上実現可能となる。
同商品では、大容量PV、HEMS、蓄電池の3点セットに加え、サッシ枠に断熱材を追加した「高断熱アルミ樹脂複合サッシ」を採用。さらに、基礎と天井の断熱において、寒冷地エリアの断熱仕様を一般地で標準化。これらにより省エネ性が15%向上し、ZEH対応仕様を標準化している。
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