YKK不動産(東京都千代田区)は、既存社宅をリノベーションした複合型賃貸集合住宅パッシブタウン第3期街区K棟(富山県黒部市)の竣工式を6月30日に執り行った。
1992年築の4階建てを、振動・騒音が少なく高精度な切断が可能なウォールソーイング工法によって3階建てに減築。住民同士や地域の人と交流できるコミュニティスペースを設けたほか、小規模イベントに対応可能な屋上庭園を設置した。研修等で来日する外国籍社員の住まい・生活環境サポートを目的に活用していくという。
なお、3月に竣工したJ棟は、ドイツのパッシブハウス研究所による国際的なエネルギー建築評価規格「パッシブハウス認定(EnerPHit Classic)」の認証を国内の集合住宅としては初めて取得。今回竣工したK棟は、アメリカの国際的エネルギー建築評価規格「LEED for Homes」の認定取得を目指す。
パッシブタウンは、黒部にて持続可能な社会にふさわしい「まちづくり・住まいづくり」を提案するプロジェクトで、総住戸数は全250戸を計画。第3期街区は、J棟・K棟と合わせてフラット29戸、メゾネット8戸。
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