旭化成建材(東京都千代田区)の快適空間研究所と旭リサーチセンター、首都大学東京は6月30日、2回目となる「住まいの温熱環境の実態と満足度」調査の結果を発表した。それによると、「住まいの温熱環境が良ければ、家族の気持ちや身体に良い影響を与える」と思っている人は68.2%で、特に女性では76.9%と男性に比べ比率が高かった。
住まいの総合満足度に比べて、温熱環境の満足度が低いという結果が出た。同調査によると、冬季室温の高い住まいに暮らす人のほうが、満足度が高く、防寒行動も少なかった。
温熱環境の良い家にできなかった理由では、「知らなかった」からという理由を挙げた人が多く。築10年未満の人でも35%を占めた。また、「重視していなかった」という人も3割を超えていた。
同調査は北海道、宮城県、首都圏、中京圏、阪神圏、福岡県で行われ、637人から回答を得た。
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