サードウェーブデジノス(東京都千代田区)はこのほど、企業向けのVR体験施設設置サービスを開始した。
高性能パソコンやVRゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)などのVR機材だけでなく、ケーブルレールやカーペット、クロマキーロール、壁面装飾まで、VR体験ができるブース一式をパッケージ販売する。使用場所や使用期間などVRの活用形態やシーンを丁寧に聞きとりながら目的や用途に合ったプランを提案できるのが最大の特徴だ。
実際にVRを体験できる施設を作るには専門の知識や経験が必要で、導入がなかなか進まない工務店も多い。また、既に導入している工務店でも足元のケーブルが邪魔になり安全性が保てなかったり、機材の設置場所に無理があるために担当者を増やして対応しなければならないなどの問題を抱えている工務店もあるという。その点同社では、グループ企業であるドスパラがすでに最新のVR体験施設を全国で展開しているため、そのノウハウを活かした提案が可能。
「常設の施設と、例えば展示会会場での一時的な施設では、設営の仕方や規模が異なります。機材を揃えるだけでは運用が難しいVR活用もユーザーの目的や用途に合わせて機材の選定から施設の設計まで最適なプランを提案でき、さらにVRの接客担当のトレーニングや人員の派遣などVRコンサルタントとしてトータルにサポートできるのが強み」とコミュニケーション開発部の大塚友則さんは言う。
参考価格は、基本VR体験キットパッケージ(PCセキュリティBOX兼用操作台+天井ケーブルレールシステム+床カーペット)が78万円(税抜)から。問い合わせは、同社ホームページ専用窓口まで。
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