住宅メーカーのライフデザイン・カバヤ(岡山市北区)は6月30日、銘建工業(岡山県真庭市)が製造した大判CLTパネル(約12m×2m強)を採用した3階建て社員寮の起工式を行う。施主はアイサワ工業(岡山市北区)、竣工は今年11月を予定する。
同社は、地方創生や林業の再生、循環型社会の構築などへの貢献を目指し、現CLT工法のネックである高コストや構造計算の複雑さなどをクリアする『オリジナルCLTコア工法』を開発。同工法は、効率良くCLTパネルを配置するもので、将来の汎用性を見込んで、1DKから2DKへのフレキシブルな間取り変更も可能とする。
同社はこれまで、自社住宅展示場2棟、自社事務所ビル、戸建分譲(建築中)にCLTを採用するなど、CLT建築の普及に取り組んでいる。また、オリジナルの『CLT専用金物』も現在開発中で、今秋に振動台実験を予定する。
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