国土交通省の社会資本整備審議会産業分科会・不動産部会は6月16日、空き家対策などに関する提言の中間とりまとめに向けた議論を行った。提示された中間取りまとめ案には、今後の取り組みの内容が具体的に示された。
案に盛り込まれた主な取り組みは次のとおり。優良な空き家活用事例を共有するための全国協議会の設置、空き家の所有者情報を外部に提供する際のガイドラインの充実、新しい既存住宅の登録制度「安心R住宅(仮称)」や全国版「空き家・空き地バンク」の構築、空き家など低額物件を取引する際の宅建業者の負担適正化、用途変更などが円滑に行われるような建築規制の合理化、など。
国交省は同日の議論を踏まえた上で、6月中にも提言として取りまとめる予定。
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