子育て世代をターゲットにデザインや素材にこだわった住宅をVC展開するハグハウス(ヤマチコーポレーション・ハグハウスVC事業本部、札幌市)は、新プラン「育つ収納」をリリースした。既存の5タイプの住宅シリーズ全てで展開するもので、整理収納のプロとコラボし、単にスペースを確保した収納ではなく、“使いやすい収納”を提案する。
さまざまなデータを調査したところ、「家を建てた人が後悔したランキングのトップが“収納”だった」(VC本部担当)ことから、収納の「質」にこだわったプランの開発に着手。「整理収納アカデミアマスター」の資格を持ち、テレビ番組などにも出演する大熊千賀さんとコラボし、使いやすさに徹底的にこだわったプランを完成させた。棚をはじめ既存の規格サイズも見直し、新プラン用のオリジナルサイズの建材も開発した。
育つ収納プランは、「ベーシック」や「フルーラ」、「ニューヨーカー」などハグハウスの住宅のラインアップ全てに採用できる。育つ収納プランを採用すると、例えばベーシックの場合、全体で1.5坪ほど大きくなり、坪単価でみると2%余りコストアップするという。
ハグハウスの加盟店( 工務店)は現在、全国に約50あり、昨年は新商品としてニューヨーカーを投入した効果などもあり、加盟店全体の受注棟数が対前年比で約130%と好調。本部では、育つ収納プランについて「これまで外観や全体の雰囲気でコアなファンをつかんでいたハグハウスに新しい切り口の提案が加わった。逆に収納に魅力を感じて来てくれた顧客に対しては、住宅のテイストの選択肢が幅広くあるということは受注の大きなアドバンテージになる」とし、新プランを起爆剤に受注を伸ばしてほしいと全国の加盟店に期待する。
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