デザイン家具インテリアショップを運営するリグナ(東京都中央区)とシステムキッチンの製造・販売を手がける矢島(東京都小金井市)は、スクエアタイプのアイランド型キッチンを共同開発。6月8日~11日に東京ビッグサイトにて開催された『住スタイルTOKYO2017』にてお披露目した。
従来の「インテリアに馴染むキッチン」とは異なり、「キッチンの機能を持った家具」という発想から生まれた同製品。4面それぞれに引き出しやテーブルなどの用途を持たせ、料理をする際に作業する人全員が中心に向くことを想定している。
天板中央には360度回転するドイツ・ドンブラハ社の水栓金具「ピボット」を設置。これにより真四角な天板を最大限生かすことが可能となった。さらにステンレス天板の4辺を特殊な加工により折り上げ水返しを設け、ステンレス天板に対し扉が勝つ仕様を実現。
リグナインテリアデザイナーの仲野俊生さんは「“食事はみんなで食べた方がおいしい”というように、“料理はみんなでした方が楽しい”のだと思う。LDKにこのキッチンを入れ込むことで、コミュニケーションの中心となれば嬉しい」と思いを語る。
同製品は改良を加え今夏販売開始予定。
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