国土交通省の「マンション管理標準指針検討委員会」(委員長:小林秀樹・千葉大学教授)はマンション管理全般に関する基本事項について「標準的な対応」をまとめた「マンション管理標準指針」を策定した。適正なマンションの管理のためのに管理組合が自ら行うべき「標準的な対応」を具体的に示した、初めての対応指針。
内容については、管理組合からの相談の傾向を踏まえ、管理組合の情報ニーズの高いものをピックアップした。
特に取り組みの遅れているマンションの「防災対策」について、初めて具体的なあり方を提示。また、財政的基盤の確保に不可欠な「滞納処理」についても、「何時までに、何をすべきか」を初めて具体的に提示した。
さらに、マンションストックの維持・向上に不可欠な大規模修繕の適時・適切な実施のため、「長期修繕計画」や「修繕積立金」に関し、計画に盛り込むべき18の修繕項目を初めて示すとともに、修繕周期・収支計画等その策定の方法を具体的に提示した。
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