コロナ(新潟県三条市)と京セラ(京都府京都市)は6月5日、コロナ製自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機「コロナエコキュート(2017年モデル)」と京セラ製住宅用太陽光発電システム及び新型HEMS「ナビフィッツ」を組み合わせたシステムが、「平成29年度デマンドサイドマネジメント表彰 一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター振興賞」を受賞したと発表した。
受賞した製品システムは、エコキュートでお湯を沸かす沸き上げ運転に、太陽光発電の余剰電力を活用することをコンセプトに開発したもの。「ナビフィッツ」に搭載したAIが収集・分析した予測情報をもとに沸き上げ運転を計画・実行する「太陽光発電活用モード」を備え、余剰電力がある場合には、通常夜間に実行する沸き上げ運転の一部を翌日昼間にシフトするように制御できる。
これにより、エコキュートの年間総消費電力の約20%を余剰電力で賄うことができる。「売電を前提とせず、太陽光発電の余剰電力を積極的に活用するシステムである」ことが高く評価された。
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