すてきナイスグループ(神奈川県横浜市)は6月1日、2017年3月期の決算業況説明会を行った。主力の建築資材事業では、工務店への支援の充実を図り、特にZEH(ゼロエネルギー住宅)の住宅パッケージの販売を強化していく。単品の建材販売からパッケージ販売に移行し、1棟あたりの販売額を引き上げる。住宅事業では、マンションから戸建て住宅への移行をさらに進めるとともに、建売住宅の比率を下げ、売建や注文住宅の比重を高めていく考えだ。
5月12日に発表した、同社の2017年3月期の売上高は、前期比3.3%増の2464億円。主軸の建築資材事業は営業利益が32億円と過去20年間で最高水準を記録した。また、住宅事業の売上高は前期比12.6%増の694億円と大きく伸長した。
建築資材事業では、単に商品の販売にとどまらず、家づくりの際の施主との打ち合わせを支援する独自アプリの提供など、営業面での支援を強化する。工務店のZEH化を推進するため、ランニングコストの削減などをわかりやすく説明できるようにツールに落とし込んでいる。
住宅事業では、湘南エリアの旗艦拠点として7月中旬、藤沢市内のtvkハウジングプラザ藤澤にモデルハウスをオープン予定。ダブル断熱により、「HEAT20」G2レベルをクリアしたモデル。
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