コンピュータシステム研究所(東京都新宿区)は5月31日、ビルダーのプレゼン力を向上するルームスケールタイプのVRシステム「ALTA VR-Mini」をリリースする。住宅プレゼンシステム「ALTA」で作成した3Dプランを、ヘッドマウントディスプレイを使ってVR体験できるもので、パースや図面では伝えきれない部屋の広がりや家具・住宅設備機器の高さ等、住空間をVRでわかりやすく施主にプレゼンできる。新築住宅だけでなく、リフォーム・リノベーションにも最適な新しい住宅プレゼンツールとなる。
同商品の特長は、(1)約4m×4mのスペースにVR空間を創り出し、実際の設置スペース内を自分の足で歩きまわることで、臨場感溢れるバーチャル空間を体験できる、(2)商談中に施主の要望を聞きながら、間取りや建具、内外装等の変更を行い、その場で施主に修正内容をVRで確認してもらえることから、打合せをスムーズに進めることができる、(3)日当たりのシミュレーションや建具の開閉をアニメーションで体感できるため、より現実に近いプランで具体的な打合せが行える、など。
同商品は、バーチャル住宅展示場作成システム「ALTA for VR」、ポータブルVRシステム「GyroEye for ALTA」に続く3つ目のVR関連製品となり、プレゼンでの効果、導入設置のしやすさ、価格帯などにおいて2商品の中間的な位置づけとなる。価格は80万円(税別)。利用には、住宅プレゼンシステム「ALTA」と各種ハードウェアが必要。
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