積水ハウス(大阪市北区)は5月24日、家庭内の機器のネットワーク化やそれによる新たなビジネス創出に必要となる事業環境の整備を目的とする、経済産業省「平成28年度補正IoTを活用した社会システム整備事業(スマートホームに関するデータ活用環境整備推進事業)」の実証事業に着手すると発表した。
同事業は、三菱総合研究所(東京都千代田区)が受託し、積水ハウスが日本ユニシス、富士通、シャープ、アイホン、NECパーソナルコンピュータ、東映コミュニケーションズなどとともに協力会社として再受託して実施するもの。住まい手に対して新しい価値を提供するため、住宅内に設置された機器間の連携・接続ルールやセキュリティ・認証、製品安全、プライバシー等の課題に対し、企業の枠を越えて取り組む。
実証事業では、実証フィールドとして首都圏に建築される積水ハウスの賃貸住宅(シャーメゾン)を選定し、質の高いサービスを求める都市居住者に体験してもらうことで、今後の情報基盤づくりとスマートハウスの在り方を研究する。
なお、同事業は大和ハウス工業(大阪市北区)も三菱総合研究所による採択予定事業者として受託している。
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