国土交通省は5月24日、2017年度の「先駆的空き家対策モデル事業」の提案募集を開始した。
同事業は、空き家対策に関し、民間事業者、法務等の専門家、市区町村等が連携して、関連法令・事例等の整理、取組みスキームや運用方針等の作成を行い、実際の空き家に適用しうる先駆的な取組について、その実施に要する費用の一部を補助するもの。事業の成果は公表し、全国の市区町村等への展開を図る。
重点的に支援するテーマは、(1)発生防止(高齢化する住宅所有者への情報提供(内容と方法の検討、人材育成等))、(2)所有者不明(財産管理人制度の活用の円滑化・迅速化)、(3)流通促進(一定のエリアで重点的に空き家の流通を促進する取組)、(4)情報共有(各地域における空き家対策推進に係る先進事例の情報共有や対策検討の体制整備)。その他の取組についても、広く募集する。複数の事業に取組むことも可能。
応募提出期限は6月26日(月)18時必着。採択事業は7月を目途に公表する予定。
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