国土交通省は5月19日、東日本大震災における被災者の住まいの確保に関する見通しについて、災害公営住宅及び民間住宅等用宅地の整備に係る工程表をとりまとめた「住まいの復興工程表」を更新して公表した。今回、2016年9月末現在から2017年3月末現在に更新した。
災害公営住宅の整備に係る進捗状況では、2017年度までに工事完了見込みの累計戸数について、岩手県が2016年9月末現在から50戸増加して概ね5300戸、宮城県が100戸増加して概ね1万5600戸、福島県が20戸増加して概ね8000戸とした。
民間住宅等用宅地の整備に係る進捗状況では、2017年度までに供給される見込みの累計戸数について、岩手県が2016年9月末現在から20戸増加して概ね6300戸。宮城県では、一部地区の計画戸数を、一定の戸当たり宅地面積から算出する画地数から、住民意向を踏まえ実際に整備する画地数へ見直したこと等により、770戸減少して概ね8700戸とした。福島県では、概ね1900戸で2016年9月末現在からの変更はなかった。
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