住宅性能評価センター(東京都新宿区)、オートデスク(東京都中央区)、フリーダムアーキテクツデザイン(東京都中央区)、大塚商会(東京都千代田区)の4社は、BIMソフトウェア「Autodesk Revit」のBIMデータを使用した4号建築物の建築確認申請用のテンプレートを開発、5月31日より公開する。同日より、住宅性能評価センターは事前相談として申請受付を開始する。
従来の建築確認申請は、申請者が申請図書を製本した上で審査機関に提出、紙媒体で修正のやり取りを行うなど時間と手間がかかっていた。
しかし今回開発されたBIMデータによる建築確認申請では、申請者は「F-2Web」にBIMデータをアップロードするだけで申請が可能。さらに修正のやり取りをWeb上で行うことで、申請図書の製本作業や審査機関に出向く必要がなくなる。
また、審査機関はアップロードされたBIMデータから図面を作成できるため、法規や計算のチェック作業や図面間の不整合チェック作業の削減につながり、審査期間の大幅な短縮が期待される。
申請用テンプレートはオートデスクが運営する「Autodesk App Store(オートデスク・アップ・ストア)」にて5月31日よりダウンロード可能。すでに「Autodesk Revit」を使用している場合は無償でダウンロードでき、付属マニュアルを利用することもできる。
まずは4号建築物のみが対象だが、今年秋頃には木造3階建ての建築確認申請用テンプレートの提供開始を予定している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。