東リ(兵庫県伊丹市)は5月12日、2017年東リ春季記者発表会を東リ東京ビルにて開催、新作のビニル床シートと4月に発売したリフォーム用吸着床タイルの発表を行った。
ビニル床シート「フロアリューム プレミアNWシリーズ」は、1977年にリノリウムに代わる床シートとして発売されて以来40年となるロングラン商品「フロアリューム」の1品種。今回、旧プレミアシリーズをすべてNW(ノーワックス)にしてワックスメンテナンスを不要にした。また、カラーバリエーションの見直しと新柄の追加を行った。発売予定日は5月26日。
4月に発売した住宅のリフォーム用吸着床タイル「LAYフローリング ピタフィー」は、接着剤不要で保護フィルムをはがすだけで簡単に床に吸着する。厚さが2mmと薄いため既存の床の上に施工でき、柔らかいのでハサミのカットも容易。セルフリフォームや原状回復が必要な賃貸住宅賃での需要が高い。
2016年3月期は減収となるも原価低減、高付加価値商品の投入などで6期連続の増益、連結当期純利益は昨年に引き続き過去最高益となった同社。発表会に先立ち挨拶した永嶋元博社長は、2019年に創業100年を迎えるにあたり策定した中期経営計画がこれまで順調に遂行されているとし、今後もその達成に向け「東リ独自の優位性を打ち出した製品開発と各種展示会への出展をはじめとする販促活動にさらに力を入れる」と意欲を見せた。
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