石川時鐵工所(愛知県碧南市)は、焼き物の製法を使った外壁材「セラミックボード」を開発した。湿度変化による収縮がほとんどなく、本瓦のように劣化が少ないのが特徴。表面の塗り直しも不要という。今後、地元の瓦メーカーや建材メーカー、ハウスメーカーなどに対して、量産化に向けた提携を呼びかけいく。
商品名は「ときまるくん」。曲げ破壊強度、耐衝撃性、耐凍結融解性など窯業系サイディングのJIS基準を満たしており、固定には汎用金具を使用できる。エポキシ樹脂などで裏打ちしているため、万が一割れても飛散しない。名古屋大学が製品評価・改良に協力した。
独自の中空構造により、軽量化を実現。施工性にも配慮している。現在、自社内での製造しており、小ロットの戸建て住宅向けなどには対応も可能という。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。