すてきナイスグループ(神奈川県横浜市)は5月12日、2017年3月期の連結業績と2018年3月期~2020年3月期のグループ中期経営計画「ナイス 真・次元計画」を発表した。新中計では、2020年3月期以降の国内外の住宅市場の変化に対応すべく、現在の事業基盤の強化・再構築と収益力の向上を図る。事業ドメインを「木」と「住まい」とし、コア事業である建築資材事業と住宅事業において、営業・販売体制の確立と商品開発等を推進する。
住宅事業では、一戸建住宅・パワーホーム事業において、拠点展開と営業・販売体制の強化、次世代商品の開発、安全衛生管理体制の推進、業務の合理化・効率化など、体制の再構築を図ることで収益力の高い事業基盤を確立する。また、「安全・安心」(一戸建住宅における耐震等級3、マンションにおける免震構造)、「丈夫で長持ち」(長期優良住宅を超える性能)、「省エネかつ健康・快適」(スマートウェルネス住宅)など、客から信頼、支持されるブランディング戦略の再構築を推進する。
ストック型事業では、首都圏を中心としたマンション・一戸建住宅の管理体制の充実を図るとともに、居住者の生涯にわたって役立つサービスの構築と提案を推進する。また、建築資材事業、住宅事業、建設事業の各領域におけるリフォームのビジネスチャンスを積極的に取り込んで事業化を推進する。
同社の2017年3月期連結業績は、売上高が前期比3.3%増の2464億1000万円、営業利益が同6.8%減の15億1800万円、経常利益が同6.3%減の11億4300万円、純利益が同2.7%増の5億7300万円だった。住宅事業の売上高は同12.6%増の694億6800万円。そのうち、一戸建住宅部門の売上高は同24.2%増の319億8500万円だった。
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