国土交通省は、6月26日に開催された社会資本整備審議会建築分科会基本制度部会で、「建築士制度の見直しの方向性」(素案)を示した。
専門分野別建築士制度の導入については、建築士の業務範囲を見直すとともに、資格の付与要件を厳しくする方向で検討。1級建築士でなければ設計などを行えない建築物を構造適合性判定などが必要なものに限定する、などとする新たな「建築士資格」を設けることを提案した。
また、新たに構造分野、設備分野では、「新建築士」の指示の下で、それぞれの業務を行う専門資格者を設けることを提案した。