高千穂シラス(宮崎県都城市)は、防草性にすぐれた外構用の土「雑草生(い)らず『赤シラス』」を発売した。庭、空き地、空き家、お墓などの草むしりや、砂利・防草シートを敷く手間を解消する。
主原料は火山噴出物である赤シラス、ボラ、シラス、固化材となる酸化マグネシウム。赤シラスは粒度がかなり細かく、粘土分(直径0.005mm以下の粒子)を約40%含むため、土自体が植物の根の伸長を阻害する働きをもつ。対して、多くの防草土に用いられる真砂土の粘土分は数%に留まるという。
また、火山噴出物の軽石であるボラを含むことですぐれた透水性を発揮。肥料成分に乏しいため雨水を地下に浸透させ、雑草の栄養源にならない。さらに、照り返しやぬかるみを抑える機能も期待できるとする。
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