不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は4月28日、全国不動産情報ネットワークにおける2017年3月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格を発表した。
首都圏の新築戸建登録価格の平均は1戸あたり3453万円で、前月から1.5%上昇して再びプラスとなった。前年同月比では変動がなかった。成約価格は1戸あたり3412万円で、前月比1.2%上昇し、4カ月ぶりにプラスとなった。東京23区で5000万円以上の物件の割合が低下し、平均価格が4914万円と再び5000万円を割ったものの、その他のエリアがすべて上昇したことからプラスに転じた。前年同月比では1.6%上昇し17カ月連続のプラスとなった。
新築戸建の価格指数(2009年1月=100)の首都圏平均は、成約物件が96.4で前月比1.1ポイント上昇したが、登録物件を2.5ポイント下回った。
首都圏の中古マンション登録価格の平均は1戸あたり2570万円で、前月比4.7%下落し4カ月ぶりにマイナスとなった。前年同月比は変動なく、5カ月続いていた下落が止まった。成約価格は1戸あたり2683万円で、前月比2.6%下落し3カ月ぶりにマイナスとなった。価格指数の首都圏平均は、成約物件が134.7で前月比3.6ポイント下落し、3カ月ぶりにマイナスとなったものの、登録物件を14.3ポイント上回る高水準となっている。
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