LIXIL(東京都千代田区)は、景観や建物に調和するシンプルなデザインの非住宅用商品2点を6月1日から発売する。
ひとつは、「可動日除け」として壁への取り付け工事が不要な独立型で自在に連棟でき、さまざまな敷地や用途に合わせて効果的に日射しをコントロールする「独立オーニング」。独立型のフレームシステムで単体での設置はもちろん、カフェのテラス席の日よけとして直接3連棟に設置したり4つを組合せて中庭の休憩場所にしたりと、「非住宅用」としてさまざま用途に対応する。これまで、長野県軽井沢のドックカフェなどでテストマーケティングが行われ、「照明がつけられ、集客に効果が出ている」など、好評を呼んでいる。
また、駐輪場、バス停、喫煙所、休憩所など目的や用途、地域特性に合わせて選べる「公共エクステリア商品」として多彩なオプションの組み合わせにより、用途に合わせて展開できるハイブリッドルーフ「HBR-HA」を発売する。
特徴的なのは、バイクの駐車や自転車の2段式ラックなどにも対応できるよう、奥行き・高さがひと回り大きいサイズも設定しているほか、ルーフと一体感を高めたサインやLED照明などのオプションも用意されている。さらに、積雪地用のバリエーションとして従来の積雪35cm用(700m2)を加えた。
「HBR-HA」は、上吊りタイプのフラットデザインが特長。スクリーンやフェンスと組み合わせる事で、さまざまな使用用途に合わせて空間提案が出来る。LED照明などのオプションも用意されている。
LIXILではエクステリア製品の市場について「公共分野は年間4500億円。戸建て市場(2000億円)以上に期待でき、エクステリア分野での売上を伸ばす余地が大きい」として今後「非住宅」「公共」分野での売上増を目指す。
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