工務店13社による合同展示場「かがわ家博」。昨年3月から8月まで半年間の期間限定で開催された展示場は、来場者約1万2000人で終了した。早速、かがわ家博第2弾の開催を決定し、それに向けて動き出している。
第1回のメンバー13社がすべて継続参加し、新規に6社が加わって19社となり運営。単純に展示場を企画するだけでなく、夏休みのファミリー層をねらった「展示会」を事前に開催し、より大きな盛り上がりをつくろうとしている。
「第2回かがわ家博」は、2018年に開催予定だが、先行して今年8月にメーカーなどと協力して大型の展示会場で一般客が水回り商品などを実際に触って楽しめる機会をつくる。いわば「プレ家博」として展示会を開催する形だ。家博参加工務店も加わるが、一般客へのアピールはほどほどに期待感を高めるためのバックアップに回る。
家博代表理事の藤沢裕一さん(ファンホーム・高松市)は、「ただ前回と同じことをやっても盛り上がらない。新しいことを仕掛けないと」と話す。今後はこれをサイクル化し、展示会・家博(合同展示場)を2年周期でやっていくことが理想だ。
前回同様、参加工務店の声掛けもあり、今回もスポンサーとして多くの企業が参加。すべてのブースを売り切ることができ、開催費用を捻出できた。「前回の実績への信頼を頂いているのでは」と藤沢さんは見る。
「前回の家博でも、多くのメーカーなどの企業にスポンサーとして参加していただいた。展示会をやるのは大きなうねりをつくりたい気持ちとともに、恩返しという意味もある」
すでに第1回で多くの一般客との結びつきを得ていることで集客への自信もある。注目すべき点が多い「第2回かがわ家博」に期待だ。
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