三井化学産資(東京都文京区)は4月21日、さく井業者の森川鑿泉(さくせん)工業所(大阪府摂津市)と共同開発した、地中熱利用システムの施工コストを大幅に低減する浅埋(あさまい)新システム「Geo-Mex R3」が、江戸東京たてもの園(東京都小金井市)の事務棟空調設備に採用されたと発表した。
「Geo-Mex R3」は、三井化学産資が開発した高い熱交換効率を実現する熱交換パイプを用いることで、従来工法(標準100m)より浅埋(30m)でも十分な熱交換を実現した新システム。施工費用を従来工法に比べて約30~40%低減できるほか、小型の井戸掘削機でも施工可能という汎用性を持ち合わせる。
施行の様子