中小企業庁は4月21日、2017年版の「中小企業白書」と「小規模企業白書」をとりまとめて公表した。
「中小企業白書」では、中小企業のライフサイクルと生産性、雇用環境と人手不足の現状について分析。そのうえで、新事業展開について、外部リソースの活用も視野に入れながら積極的に実施していくことが重要とし、IoT等の新技術やシェアリングエコノミー等の仕組みを活用して売上高増加や業務コスト削減等の効果を得ることが成長の機会につながることを示した。人材面では、職場環境の見直しや業務プロセスの改善を行いながら多様な人材を雇用し、IT化や省力化、外部資源を有効に活用することなどで成長に取り組むことが重要とした。
「小規模企業白書」では、売上拡大に向けた取組について、小規模事業者ならではの柔軟性を活かし、女性やシニア等の多様な人材を活用すること、また内部の経営資源にこだわらずアウトソーシングにより外部の経営資源を活用することなどで、持続可能な発展を遂げ、成長につなげていくことが重要とした。
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