無印良品を展開する良品計画(東京都豊島区)はこのほど、100%国産の木材を使用した「無印良品の小屋」が完成したと発表した。「小屋のあるくらし」が、都会で生活する人々のくらし方の選択肢として実現するよう開発を進めてきたもので、今回WOULD(千葉県南房総市)が運営する「シラハマ校舎」(千葉県南房総市白浜町)での販売を開始する。
シラハマ校舎は、旧長尾幼稚園・小学校の施設を活用した複合施設で、旧校庭部分を菜園付き小屋の用地として区画。その区画を賃借する人を対象に、無印良品の小屋を限定販売する。購入者は、旧校舎内のシャワールームやトイレの利用が可能。
部屋の中は約9m2とコンパクトながら、縁側や奥に向かって屋根の傾斜をつけたことで、3~4人が十分にくつろぐことができる。内装は無塗装のまま仕上げてあり、好みの壁をつくることも可能。また床面は、床材を貼る前の状態を残したモルタル仕上げで、土間のように気兼ねなく使え、掃除も簡単なのが特長。躯体に対して5年、その他1年の建物保証体制があり、安心して使用できる。価格は税込み300万円。
「無印良品の小屋」およびシラハマ校舎の見学・説明会は、4月29日~5月7日まで開催。参加申し込みは、シラハマ校舎ホームページまで。
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