スリーエムジャパン(東京都品川区)は4月14日、ガラス装飾用デザインフィルム「3MTMファサラTMガラスフィルム」に、シャンパンゴールドや木目など繊細なデザインを表現した新製品33種を発売すると発表した。これにより同製品は全112種となる。
同製品は、外壁ガラスやガラスパーティション、ガラス手すりなどに主に室内側から貼る装飾用のフィルム。光を程よく遮りながら明るさを緩やかに伝えるとともに、その意匠性で多彩な空間設計を可能にする建材として商業施設やオフィスで採用されている。
AXIS GALLERY(東京都港区)にて行われた新製品発表会では、会場のインスタレーションを担当したトラフ建築設計事務所(東京都品川区)の鈴野浩一氏による紹介ツアーが行われた。さまざまな高さに吊り下げられた同製品パネルの間を巡りながら、新柄を使用した際の製品の印象や実際の施工に向けたアイデアを提案した。
同社コンストラクションマーケット事業部マーケティング部長の八島道夫氏は、「従来の特注対応では大ロットでの発注が必要で、小規模な現場では実質使用不可能な状態だった。今回のデザイン規格化により小ロットでの発注が可能となり、完全なカスタムではないがデザインの自由度を上げることができるだろう」と思いを語った。
同製品は特約店を通じて販売する。価格は1万4000円~1万6500円/m2(材工共、税別)。同社は同製品の2017年の売上は前年比2桁成長を目指すとしている。
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