エコパウダー(埼玉県草加市)は、既存住宅の劣化対策、アメリカカンザイシロアリ対策として有効だとする新しい木材処理方法「エコボロンショット工法」を開発。同工法用キットを4月に発売する。
ホウ素系木材保存剤「エコボロン」を使う既存住宅向けの木材処理工法。専用の低圧注入器(特許出願中)を木材にセットし、2〜7日間かけてじっくりとエコボロンを浸透させる。
長さ1mx105mm角の柱材に1本注入すると、ホウ酸換算で2.5〜9kg/m3浸透。これは工場での加圧注入処理と同等の浸透量になるという。
木材にあける孔径は3.2mm。ドリルで木部に孔をあけて薬剤を入れる従来の「穿孔(せんこう)注入処理」と比べると、小さな孔で済み、木材へのダメージを抑えることができるとする。
専用キット「自動式薬剤注入器具スターター8本セット」(L型ジョイント3個入り)は定価2万7500円/箱。
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