レオパレス21(東京都中野区)はこのほど、グラモ(東京都豊島区)が展開するスマートロックを同社仕様にカスタマイズした『Leo Lock』を開発した。4月に受注した10月完成物件から同製品を順次搭載し、当初年間約1万戸への導入を予定する。ネットワーク連携型スマートロックと家電制御機能を搭載した賃貸住宅としては国内最大規模となる見込みという。
『Leo Lock』は、基本的な「鍵」に求められる耐久性や信頼性を担保した上で、クラウドサーバーと連携する先進の機能を実現したスマートロック製品。暗証キーをリモート操作でどこでも直ちに発行できることから、鍵の受け渡しの手間や、鍵を持つ必要がなくなる。無理に解錠しようとしたり、火災などで異常な温度変化を検知した場合は、スマートロックを経由して指定された宛て先に知らせることができる。
また、家電制御機器『Leo Remocon』と連動させることで、施錠、開錠の確認を遠隔で行えるほか、家電の自動制御や、鍵の開け閉めによって室内の電灯を自動的に点灯、消灯することもできる。
同社は『Leo Lock』と業務システムを連携することで、入退去時の鍵の交換などで発生していた年間約5億円のコストを削減可能としている。
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