一般社団法人TOKYO WOOD普及協会(東京都小金井市)は4月10日、東京都産業労働局が実施する「木の香る多摩産材普及事業」で、小嶋工務店(東京都小金井市)を中心とするプロジェクトチームによる提案が採択されたと発表した。これを受けて、朝日新聞総合住宅展示場ハウジングプラザ三鷹(東京都三鷹市)第1会場の1区画内に、初めて住宅を購入する「一次取得者」と、2回目以降の住宅を購入する「二次取得者」を対象とした多摩産材モデルハウスを2棟設置する。
東京都による同事業は、住宅における多摩産材の利用拡大を目的とし、都内の住宅展示場に多摩産材を活用したモデルハウスを設置するための設計案を公募し、事業者を選定するもの。設計案は、一次取得者向け住宅と二次取得者向け住宅の計2案で、下地材、建具を除き、使用木材の100%近くを多摩産材とすることが規定されている。補助金額はモデルハウス1棟につき定額1250万円。
同協会のモデルハウスでは、家の中だけでなく外部にも多摩産材を多用し、多摩産材のPR展示スペースを設けるなど、多摩の木に親しめるライフスタイルを提案している。
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