シィーエス(東京都品川区)は4月1日より、ドローンを飛行させ住宅の修繕個所を調査するサービス『J Droneサービス』を関東一都六県で本格始動させた。
同サービスは、カメラを搭載したドローンを飛行させ住宅の修繕必要箇所を調査するサービス。2016年10月に開始して以来、すでに100棟以上の調査を行っている。
通常の可視カメラ撮影のほか、赤外線カメラを使用することにより隠れた劣化箇所の発見も可能。外から見ただけでは分からない外壁内部の劣化や水漏れの有無、発火の恐れがある太陽光パネルの劣化の判断などが容易となる。また、災害に遭った場合の前後の比較素材として可視カメラ撮影で平常時の画像保存が可能なほか、3Dマッピングの作成も行っている。
戸建て住宅の調査料金は、可視カメラ撮影・赤外線カメラ撮影ともに1回につき2万1600円。集合住宅の調査料金は、可視カメラ撮影時は3万2400円、赤外線カメラ撮影時は10万円となっている。交通費は別途。
同社は『J Droneサービス』を使用して調査ができる建設関連会社を増やすため、「DPA(ドローン操縦士養成学校)」の運営を行っている。今後は日本全国の誰もが利用できるよう、各都道府県ごとに50社、計2350社の加盟を目標に活動していくとしている。
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