東京電力ホールディングス(東京都千代田区)は4月4日、一般家庭向け蓄電池ソリューション事業を展開する英国ベンチャー企業、Moixa社(モイクサ社、英国・ロンドン)への出資を発表した。出資額は50万ポンド(約7000万円)、出資比率は約3%。
モイクサ社は、英国の住宅に適したコンパクトで安価な蓄電池を一般家庭向けに設置・販売・リースする事業を展開。自社開発したソフトウェアやプラットフォームを活用し、複数の家庭に設置されている蓄電池の充放電を遠隔で制御することで蓄電池の余剰電力を集約し、事業者に販売することなどで経済的なメリットを提供している。
具体的には、客が設置費用約2100ポンド(約30万円)の蓄電池(容量2kWh)を設置した場合、年間約210ポンド(約3万円)の電気料金の節減効果が得られ、10年間で初期費用を回収することができる。今後のコストダウン効果によって回収期間はさらに短縮可能となる。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。