YKK不動産(東京都千代田区)は3月31日、社宅をリノベーションした複合型賃貸集合住宅パッシブタウン第3期街区J棟の竣工式を執り行った。
パッシブタウンは、YKKの社宅跡地 3万6100m2を、6期に分けて開発しているもので、黒部の自然エネルギーを活用し、電力や化石燃料などの消費を抑えた「まちづくり・住まいづくり」を目指したプロジェクト。2015年1月に着工し、2025年までに総住戸数約250戸、総入居者数約800人を予定している。今回は第3期。
竣工した3期J棟は、RC造4階建てのリノベーション。延床面積1700.05m2で建築面積452.24m2。設計はキーアーキテクツとプレイスメディア(ランドスケープ)で、施工は松井建設が請け負った。総工事費は10億円ほどになり、1期2期の工事費25億円と比較しても60%のコストダウン。性能はドイツのパッシブハウス研究所による国際的なエネルギー建築評価規格エナフィット(EnerPHit)認定の取得を計画している。3期K棟については6月に竣工予定。
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