三菱電機はこのほど、神奈川県鎌倉市大船の同社研究所内に建設した「大船スマートハウス」で、次世代の電力供給システムと言われる「スマートグリッド」に対応した住宅エネルギー管理システム「HEMS」の実証実験を開始した。自然エネルギーを活用した節電や電力使用量のピーク制御などの実現とあわせ、家電などの稼動状況のモニタリングにより居住者の暮らしを見守るなど安心な暮らしを実現する総合的なシステムの構築を目指す。
今回のスマートハウスは、「自立循環型住宅のガイドライン」にそった2×4工法による木造住宅。太陽光発電システムや太陽熱利用パネルなど、自然エネルギー活用機器や高効率住宅設備・家電機器とそれらを制御するシステムを設置している。
分電盤に取り付けた「生活パターンセンサー」により、電流の波形から家電や住宅設備機器の使用状況を検出し、居住者の生活パターンに合わせたエネルギー管理システムのモデルを構築する。
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