一般社団法人プレハブ建築協会(東京都千代田区)は3月28日、住宅営業担当者の顧客対応を中心としたアンケート調査の結果を発表した。
それによると、プレハブ住宅メーカーの選定理由としてもっとも多く挙げられたのが「安心できる会社だった」で、回答者の6割が挙げた。次いで「品質・性能が優れていた」「営業担当者の説明に納得できた」が続いた。なお、過去3年、上記3つのメーカー選定理由に順位の変動はなく、常に上位となっている(下グラフ)。
営業担当者に対する満足度では「人柄・営業態度」が最も高かった。「住まいづくりに関する知識」や「説明やアドバイス」は、「人柄・営業態度」に比べると低い結果となった。また、「入居後の対応」では、「とても満足」が38%、「満足」が30%で、契約段階での対応満足度と比べると「とても満足」が14%ポイント低くなっている(下グラフ)。
さらに、住宅に対する満足度では、「とても満足」・「満足」が合計で81%だったのに対し、アフターサービスに対する満足度は「とても満足」・「満足」が69%だった。このことから、入居後の対応、アフターサービスについて満足度を高める取り組みがもっと必要と言えそうだ(下グラフ)。
営業担当者に期待することを聞いたところ、「迅速に対応してくれる」「報告・連絡・相談を密にしてくれる」「分かりやすく説明してくれる」「知識が豊富である」が上位だった。
本調査は、協会員のプレハブ住宅メーカー10社で新築し2015年に入居した1300名にアンケートを取り、669名から回答を得た(有効回収率51.5%)。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。