厚生労働省は、建設業における35歳未満の若年や女性労働者の常用雇用支援を目的とした、「建設労働者確保育成助成金」に若年・女性労働者向けトライアル雇用助成コースを新設する。
就業者の適性を確認した上で常用雇用へ移行することができるため、業務ミスマッチを防ぐことができるという。
2017年4月より最長3カ月間、建設労働者確保育成助成金として月4万円/人が支給される。すでに、2003年よりスタートしている就職が困難とされるニートや学卒未就業者などの労働者の雇用機会の創出を目的とした「トライアル雇用奨励金」4万円/人を加えると最大3カ月間8万円/人が支給されることになる。
支給対象となる事業主は、「建設の事業」の雇用保険料率14/1000の適用を受ける中小建設事業主で、雇用管理責任者を選任していることが要件となる。
対象となる労働者は、35歳未満の若年者または女性で、大工や左官、鉄筋工、配管工などに従事を希望する者。設計や測量、経理、営業業務は含まれない。また、トライアル雇用奨励金を受給することも「建設労働者確保育成助成金」受給の要件となっている。
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