BELS申請もまるまる支援
もうひとつ特徴的なのが、新しい住宅省エネ性能表示制度「BELS」の取得をまるごと支援するメニューがあること。
補助金は予算枠があるため、交付を受けるためには国が定めた要件を超える性能にしたり、「BELS」を取得したりするなどし、評価ポイントを稼がなくてはならなくなってきている。これのハードルが高い。中でもBELSの申請にはA4で50~100枚の書類を作らなくてはならないなど負荷が多い。これに対し、LIXILのサービスではZEH判定とBELS申請を組み合わせたメニューを設定。ZEHを達成するための提案、面倒な申請図書作成、性能根拠資料の収集、評価機関とのやり取り、評価ラベルの取得まで全部を行う。
すでにZEHに取り組んでいる事業者でもBELS申請だけをアウトソーシングするという活用も可能だ。
このほか、長期優良住宅など他の高性能住宅の設計サポートと組み合わせるオプションもある。
高性能住宅は新時代へ
ZEHの標準化が進み、性能面での差別化は難しくなっている。そこでカギになるのが、性能の第三者評価だ。第三者の専門機関が行う認定住宅や性能表示制度は、金融機関でも評価しやすいため、中古住宅として流通する際に価値を担保する手段のひとつとしても活用できる。市場がストックに移行する今後、住宅会社には、流通時の価値を高める提案も求められる。こうした外部のサービスを使いながら、住宅の価値を向上させることも重要な提案になる。
「ラフプラン段階で、簡易にZEH判定できる」
日栄商事株式会社(茨城県)
会社の方針で、ZEHを推進するためにZEHビルダーに登録。そのため、次期モデルハウスをZEHで建設することになり、設計や住宅仕様の検討が課題でした。そこにタイミング良く、LIXILさんからZEH設計サポートの提案を頂き、ラフプランの簡易ZEH判定から、ゼロエネBELS申請までのサポートを依頼し、ZEH設計とBELS取得まで対応する目途がつきました。
■株式会社 LIXIL
【ZEH設計サポート サイト】
【WEBカタログ】
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