積水ハウスグループ(大阪市北区)は3月16日、ユニット分割可能なロボット式防蟻再施工システム「スプロボ」による賃貸集合住宅の床下防蟻処理工事の受注を開始する。コシイプレザービング(大阪市住之江区)との協力で展開するもの。
同システムは、建物外部の基礎にある床下換気口から施工ロボットを入れ、建物外から施工ロボットのカメラの映像をモニターで確認しながら遠隔操作して防蟻処理を行うもの。施工ロボットは4分割できるため、床下換気口が狭い場合にも分割挿入して組立て可能。2LDK、6戸の2階建て賃貸集合住宅(1階面積200m2)であれば1日で防蟻処理の施工ができる。従来と比べて約1割のコストダウンを実現し、負担の少ない定期メンテナンスによる建物の資産価値維持と長寿命化を目指す。
当面は施工ロボット50台を導入して、積水ハウスリフォーム東日本、積水ハウスリフォーム中日本、積水ハウスリフォーム西日本の3社から受注を開始する。また、積水ハウスグループで他にリフォーム事業を担う積和不動産各社、積和建設各社にも順次拡大する。
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