一般財団法人日本地域開発センター(東京都港区)が主催し、省エネルギー住宅のトップランナーを選定する表彰制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2016」の受賞者がこのほど発表された。大賞には、北信商建(長野県長野市)の「グリーンシードハウス」(3、4地域)、エルクホームズ(山口県周南市)の「プレシード」(5、6地域)、健康住宅(福岡県福岡市)の「あんみん MOIST」(6、7地域)の3件が選ばれた。
北信商建の「グリーンシードハウス」は、建物の建築費と、快適に暮らすための冷暖房費や給湯費といった「家の燃費」を最初から明示する提案型企画住宅。高い断熱性と気密性でエネルギー消費量を大幅に削減し、太陽光発電など創エネ設備の採用により、エネルギー消費量をゼロ以下に抑える。また、家中どこも均一な温度を保てるFB工法により、脱衣室やトイレの温度差を少なくして、ヒートショックの危険を軽減する。
そのほか、今回の表彰では、特別優秀賞に35件、優秀賞に138件、精励賞に2件、特別優秀企業賞に23件、優秀企業賞に37件、審査委員賞に3件が選ばれた。
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