住まい関連のオリジナル半製品をプロ向けに販売する手の物語(静岡県浜松市)は、新鮮な外気を太陽で暖めて室内に取り込む太陽熱空気集熱式ソーラー床暖房&採涼システム「びおソーラー」を備えた、パリ協定のためのパッシブな家「ソーラーキャット」を提案する。32年前に生まれた同システムを改良して再デビューする。
「びおソーラー」は、太陽熱で空気を温めて床下に送り、蓄熱し、その輻射熱を利用して床暖房を行うシステム。換気しながら輻射暖房でき、夏は放射冷却を利用して、夜間涼風の取り入れを行うもので、新築にも、既存住宅のリノベーションにも採用できる。
同システムは、「集熱パネル」と「棟ダクト」の機能を兼ねた「集熱ユニット」を備えるほか、熱膨張係数の異なる金属を組み合わせたバイメタル・サーモスタットによって棟温度を感知して運転動作を切り替える。温度センサーやマイコン制御は使用しない。ファンボックスは静かで送風能力の高いシロッコファンを採用。小型のため、スペースのない小屋裏や床下にも設置できる。能力に応じて3サイズ、4タイプを提供する。
「びおソーラー」を備えた「ソーラーキャットの家」は、快適な居場所を見つけることに長けたネコにあやかったもの。冬は日当たりのいい場所、夏は風通しのいい場所を知っており、自分の体温を推し量りながら、かしこく場所を替えるネコのような、自然体の家を提供する。
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