全国763金融機関の住宅ローンプランを比較できる「WhatzMoney 住宅ローン」を運営するWhatzMoney(東京都目黒区)は3月3日、独自に調査した3月実行分のローン金利状況を公開した。
10年固定金利型住宅ローンの金利は、基準となる10年国債金利が1月下旬から2月第4週にかけて上昇傾向だった結果、基準金利を毎月見直す傾向がある大手銀行やネット銀行を中心に上昇した。主要73行の平均金利は前月比+0.006%の1.027%となった。
また、2月28日に日銀が公表した国債購入方針において、特に10年国債の金利を低くしようとする姿勢がみられたため、3月の10年国債金利は2月ほど上昇することはないと予想。さらに、年度明け4月の住宅ローン金利は3月よりも引き下がる可能性が高いと指摘する。
変動金利型の金利は、主要73行すべてで前月から据え置きとなり、変動金利型の平均金利は0.957%(前月同水準)となった。変動金利は日銀のマイナス金利政策が継続している中で横ばいで推移しており、当面の間、低金利が継続すると予測する。
主要銀行の全新規借入プランのうち3月の最低金利は前月と同水準の0.350%となった。
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