一般のひとたちを対象に、木の心地よさや工務店が建てる国産材の木造住宅の魅力を伝える入場無料の施設「ひょうご木づかい王国学校」が、神戸ハーバーランドの商業施設「モザイク」内にオープンしている。運営するのは兵庫県の地域工務店のグループだ。今回、幅広くクラウドファンディングにてサポーターを募っている。
もともと、兵庫県が国の予算要望を受けて運営していたもので、訪れた誰でも木に触れてその心地よさを体験できる木育の場として、人気商業施設の中にあることも手伝い、年間2万人が来場する人気を博してきた。しかし、国の助成金が途絶えたことで存続の危機を迎えている。
多くの人に国産材の良さを伝える貴重な場を存続させたいと、立ち上がったのが前述の工務店たちだ。
兵庫県からの要請を受けた地元工務店・建築会社が存続へ向けた活動を開始。すみれ建築工房(神戸市)の高橋剛志さんが中心メンバーとして、工務店の加盟金による運営に加え、存続の資金と運営サポーターをクラウドファンディングで幅広く募っている。募集は今年の3月末までで、目標金額の目安は240万円。
会場では工務店の大工や左官などの職人によるワークショップや、資金計画、家づくり教室などを行い、幅広く家づくりへのアドバイスを行っている。加盟工務店は自社の案内ができるほか、イベントなどの開催に場所を利用できる。
詳しくはこちらまで。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。