パナソニック(大阪府門真市)は2月28日、新たに開発した太陽電池モジュール「HIT」車載タイプが、今年2月に発売されたトヨタ自動車(愛知県豊田市)の「新型プリウスPHV」に採用されたと発表した。
同社の太陽電池は、結晶シリコン基板とアモルファスシリコン膜を組み合わせた独自の構造で、高い変換効率と優れた温度特性が特長。限られた面積の自動車ルーフでも大出力(約180W)を実現し、12V系バッテリーだけでなく駆動用リチウムイオンバッテリーへの充電も可能なことから、EV走行距離延長と燃費向上が期待できる。また、「新型プリウスPHV」のボディデザインにマッチする3次曲面ガラスへのラミネート技術を開発し、車輌の環境性能向上にも貢献する。
そのほか、「新型プリウスPHV」の駆動用リチウムイオンバッテリーについても、同社製の車載用角形リチウムイオン電池が採用された。
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