矢野経済研究所(東京都中野区)は2月28日、昨年10月〜今年1月に実施した国内照明市場の調査結果を発表した。2016年の一般照明用途の照明市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、ランプ需要の大幅な減少により前年比2.9%減の1兆276億9400万円を見込む。
2017年の同市場規模は同2.7%減の1兆円、2018年は同0.4%増の1兆40億円と予測する。2017年はLEDランプの長寿命化とLEDランプからLED照明器具への交換が進んでいる影響により減少、2018年はLED照明器具の需要増により微増とする。
今後の潮流としては、IoTが注目される中で照明制御システム・ソリューションが大きな流れになると指摘。照明関連メーカーにとっては、通信・制御・ソリューションサービス、空調、セキュリティーなどとの連携も今後の課題とする。
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